私とFilia Regis Japonとの出会い

私は、X JAPANに出会ったのは中学時代ですが、その頃からドラムをコピーしたりすることがありました。
高校時代、学校の近くのスーパーでバイトをしていた事がありますが、
最初の給料で買ったのは、「X JAPAN BEST FAN’S SELECTION」の楽譜でした。
その後、私はX JAPANの曲がどうしても弾きたくて、16歳の時にピアノ始めました。
最初に覚えようと頑張った曲は、Endless Rainでしたね。
学校が終わってから、独学で毎日のように練習し、後にショパンやバッハ、ベートーヴェンの曲を弾くようになりました。
それから20年ぐらい経ちますが、私のピアノ人生の中でX JAPANのピアノ譜の中で忘れられない楽譜があります。
※ちなみに現在、ピアノは10年ぐらい弾いてないです…
その出版社の名前は、「Filia Regis Japon(フィーリア・レギス・ジャポン)」という名前でした。
知ったきっかけは、何気なくネットでX関係の楽譜を買おうと検索していた時だったと思いますが、
偶然、Filia Regis Japonの楽譜を発見しました。
何のサイトで見たかは忘れましたが、ピアノ譜の完成度が高い!という事が書かれており、非常に気になりました。
そして、それをきっかけに私はFilia Regis Japonの楽譜を購入する事にしました。
最初に購入したのは、確か2008年の終わり頃、だったと思います。
最初は「Anniversary」、「Art Of Life」の楽譜だけを買いましたが、
余りにも完成度が高く、デザインも綺麗だったので残り全部の楽譜を購入しました。

市販のバンドスコアって音が合ってないのよ…
買ってみてビックリしたのが、楽譜と後書きの全てでした。
バンド経験者なら分かると思いますが、市販のバンドスコアって誤記が多く、
実際の音と違う事が多々あります(監修されていないのが理由)。
例えば、Endless Rainのピアノパートの左手の最初の音は、
ドではなく半音下げた「シ」がCDと一致した正し音程であり、調もハ長調ではなくロ長調です。
BLUE BLOODのバンドスコアだと、チューニングハーフダウンの記載もなく、
ハ長調の「ド」と記載されてます(これは間違い)。
注釈:Xの楽譜では、たまにチューニングハーフダウンが登場します(例:DAHLIA)。
チューニングハーフダウンは、半音下げるチューニングを意味しますが、
半音下げると、身体共鳴という本能に訴える音が出しやすくなる利点があると言われております。
音の特殊周波数と言われるソルフェジオ周波数と似たような話です。
高校時代、K’s MUSICというドラムスクールのサイトで知りました(今でもこのサイトはあります)。

Filia Regis Japonの採譜が忠実過ぎる!
しかし、Filia Regis Japonの楽譜は、音源の旋律を忠実に記載されており、
VHSなどの映像からの確認した指番号やペダルまで、実に「これでもか!」というレベルで忠実に書かれていたのです。
予想はついていると思いますが、採譜した佐藤 美月さんという方は、
YOSHIKIファンかつピアノ演奏者であり自ら採譜しているため、異常に完成度が高いのです。
ここまで音源だけでなく、指の動きまで忠実に採譜した楽譜を私は見た事がない。
購入後、私は紙では経年劣化する事を恐れて、全ての楽譜を電子データとして最高画質で電子保存しております。
こんなにも完成度が高く、綺麗な楽譜であれば、永遠に綺麗なままで保存したい!と思っての判断です。
注:私的使用目的における複製は、著作権侵害に該当しません。


現在、Filia Regis Japonは閉鎖されており、楽譜は購入不可
今では、下記の二つのサイトは閉鎖しており、楽譜を購入する事は出来ません。
閉鎖した理由は知りません。
覚えているのが、サイトに採譜した理由は、「たった一人の大事な人のために弾きたかったから。」という部分。
この楽譜の完成度を知れば、YOSHIKIファンのピアニストの方はきっと購入したくなるぐらいのレベルなのですが非常に残念です。
旧URL:http://www.filia-regis.net/
新URL:http://www.mizuki-le-sakura.net/
サイト閉鎖と現在、購入出来ないのは残念ですが、
私にとって、忘れられないX JAPANの思い出の一つです。

