▼8年ぶりのX JAPANの新曲リリースなので、音声ファイルの比較をしたくなったのよね…
先日、実に8年ぶりにX JAPANのSingle、Angelが2023/07/28にリリースされました。
Xファンとしては、嬉しい新曲リリースは嬉しいです。
リリースに伴い、SNSをはじめ色んなファンやアンチの意見がありますが、根拠なしに批判するの辞めて欲しいです…
X JAPANのメンバーでも関係者でも無い一般人が想定する話は、推測の域を出る事はないので、
「あなたの感想ですよね?」、「根拠ナシで話すのやめてもらえますか?」に思えるんですよね…
ただ、個人的はアルバムを出してない件は、出す!とYOSHIKI本人が発言していたのに出ていないので、
それに対する「出ていない!」という意見は、誹謗中傷に該当しないと思っております。
もちろん、Xファンとしてアルバム出して欲しい!と思ってますよ。
私としては、今月、YOSHIKI Dinner Showに行くので、X熱が沸騰している事もあり、
以前からブログで書こうと思っていた音声ファイルの比較をしたいと思います。
実のところ、私は聞き慣れた曲であれば歌詞とかも読む方なのですが、
ことXに関しては、楽曲や歌詞を既に色んな人が解説していたりするので、
私としては書いてみたいものの二番煎じ感があり、控えたく思います。
また、単なる楽曲解説や感想を言うだけであれば、X JAPAN大好き研究所や津田さんが動画にしているし、
曲の感想は人によるので、共感する事もあればしない事もあると思います。
食べ物の好き嫌いみたいに、議論しても不毛に思います。
なので、私としては自身のITスキルを活かした切り口で、X JAPANのAngelの「音声ファイル」について比較したく思います!
▼現在(2023年7月)、入手出来る「X JAPAN Angel」のファイルは?
現在、入手できる「X JAPAN Angel」の音声ファイルですが、インターネット上から下記の4つが存在する認識です。
※もし、他にファイルがあるのをご存知の方がおりましたら、コメントで教えて下さい。
①Angel ファイルフォーマット:AAC
(dミュージックとかでダウンロード出来るファイル)
ビットレート(音質):128/320kbps サンプルレート:44.1kHz/16bit
②Angel ファイルフォーマット:mp3
(Amazonとかでダウンロード出来るファイル)
ビットレート(音質):128/320kbps サンプルレート:44.1kHz/16bit
③Angel ファイルフォーマット:Flac
(このファイルだけ、ネットにあった…ダウンロード元はどこ?)
ビットレート(音質):950kbps サンプルレート:44.1kHz/16bit
④Angel ファイルフォーマット:mp4
(YouTube動画ファイル)
ビットレート(音質):127~130kbps サンプルレート:44.1kHz/16bit
※動画ファイルですが、PVではないので音声ファイルとして扱います。
なんか再生中にビットレートが変化するんですよね…
なお、サンブルレートは全て44.1kHz/16bitでした(これはCDと同じレート)。
※サンプルレートとは、1秒間に4万4100回サンプリングするという意味で、
この値が大きい程、録音したデータを細かく記録出来ます。
Xファンの皆さんはこの内、いづれかのファイルを入手し、新曲を楽しんだと思いますが、
この中で最も音質が良いのは、「③Angel ファイルフォーマット:Flac」の認識です。
理由は、下記のファイルフォーマット規格により、圧縮前に復元できるデータだからです。
音質(良い順)Flac>>>AAC=mp3>mp4
注:音声ファイルは著作物であり、YouTubeのようにバンッ!されるとマズいので自粛します。
また、Flacとmp3を試しに比較してみたのですが、波形で見るとほとんど変わらないものの、Flac形式の方が僅かに波形が細かいです。
使用ソフト:CyberLink「AudioDirector」
・ファイルフォーマットって何?
AAC=非可逆圧縮形式であり、元データの一部がカットされてます。
なので、元データよりは音質が落ちます。
圧縮方式にMPEG-2及び、MPEG-4を採用しており、比較的に新しい圧縮技術を採用。
128/320kbpsのどちらかのビットレートでダウンロード出来ます。
bps(bits per second)は、1秒間に伝達されるデータ量なので数字が大きい方が音が良いです。
また、同じ非可逆圧縮形式のmp3と比較し、新しい技術で実装されているので、
mp3よりも1.4倍圧縮率が高く、mp3と同じ音質を実現出来ます。
つまり、mp3よりもファイルサイズが小さくて、同じ音質が実現出来る。
mp3=同上(圧縮率以外、音質はAACと同等)。
圧縮方式にMPEG-1を採用しており、圧縮技術的に古いです。
そのため音質は同じでも、圧縮率がAACよりも劣ります。
Flac=ロスレス音源(可逆圧縮音源)であり、圧縮されておりますが、元データを復元できるため音質が良いです。
また、データの圧縮解凍速度が早いので音声ファイルに向いているフォーマットです。
このフォーマットであれば、本来のカットされていない音質が聴けます!
最近だと、ハイレゾ音源にも使われているフォーマットです。
ただし、ファイルサイズが大きいです(mp3とかの数倍から数十倍)。
AACやmp3は、ファイルサイズを小さく出来るので、ネット配信に向きますが、
Flacは元データを復元できるデータなので、ファイルサイズが大きくネット配信に向きません。
mp4=現在、主流のファイルフォーマットであり、非可逆圧縮形式であり、元データの一部が圧縮されてます。
また、映像・音声コーデックや静止画や字幕などのメディアデータを多重化して格納出来るので、
多くのメディアで使用されているフォーマットです。
てか、ダウンロードの値段が安いですよね(笑)
税込185円とか200円とかなので、90年代のSingle=1000円の時代が嘘のような値段です(C/Wも無いし1曲だけだしね…)。
予想はしてましたが、今の時代、物理的なCDで発売とか無いと思ってましたけどね…
▼結論:mp3やAACでも十分!音質重視ならFlac!
一番音質の良いFlac(950kbps)と比較し、mp3やAACはビットレートが1/3ですが、
一般的に多くの人が聞き分けられるほどはなく、よほど音質に拘りがあったり、
高級なスピーカーシステムも持っていなければmp3やAACで十分だと思います。
ただし、かなり聴きなれている曲だと、mp3やAACとFlacやWAVEなどのロスレス音源を聴くと、
音の響きや厚みが少し無いように感じました。
正直、Amazonで数千円で売っているBluetoothイヤホンやヘッドフォンを使っているのであれば、
Flacでなくとも十分に音楽を楽しめると思います。
Flac=ロスレス音源(可逆圧縮音源)を希望な人は、私のように音声に拘る人だけでよいと思います(主観)!